あわや遭難(ハリヤードが切れた)

2011年1月12日 (水)

 1月9日赤星君が7時に迎えに来てくれて、船橋ボートパークへ向かった。今日は東京湾を出口に向かって行けるところまで行き、一泊して翌日に戻ろうという計画である。
正月の間の艇の汚れを落として、9時半に船橋ボートパークを出港し、船橋航路を出たところでエンジンを切り、帆走に切り替えた。風が真向かいなので、ポートタックのクローズホールドで、市原方面へ艇を向けた。しばらく沖へ出して走ったが、目的地はもっと西なのでタッキングをして、見えている富士山のほうへ向けた。風が弱まってきたので、船外機を併用した。それでも速度はあまり上がらないので、どこまで行けるかと心配した。風に合わせてタッキングを繰り返しながら、アクアラインの換気塔である風の塔へ向けて、艇を進めた。
10時前に急に風が吹き変わり、北風になり安定してきたので、スピネーカーを揚げて、スピードを稼ぐことにした。12ktくらいの安定した風になったので、買ってきた鍋焼きうどんと味噌煮込みうどんをそれぞれ交代で食べることにした。多少の揺れはあったが、うどんをおいしく戴くことができた。
12時ごろ、やっと風の塔に到達し、近くを通った。この塔は意外と大きくヨットの形をしているので遠くからでもよく目立つ。ここからは羽田空港へと艇を向けた。北風によるスピンランは快適で、艇速も6ktを越えて、快調に進んだ。羽田空港に進入するジェット機は、手が届くほど近かった。これを過ぎると、横浜のベイブリッジも見え、新日鉄の製鉄所の沖となる。この分なら、横浜ベイサイドマリーナに行けそうだと判断し、電話をかけてゲストバースが空いているかを問い合わせてみると、空いているとの返事があった。夕方17時までには入ってほしいとのこと。
この後直ぐにトラブルは起きた。スピネーカーのジャイブをしようと、まずメインセールをジャイブさせたところ、セールが降りてきてしまった。見てみると、セールの上から、ハリヤードのワイヤーが切れてしまっている。仕方が無いので、メインハリヤードを抜き去り、メインセールを降ろした。この間赤星君には進路を外さないようにして、スピネーカーの調整をしてもらっていた。メインセールを取り込んだ後、再び横浜ベイサイドマリーナに電話をし、トラブルの発生を通知し、ハリヤードが修理可能であるかを問い合わせた。返事は、OKとのことで、予定通り入港することにした。このハリヤードは、少し前からささくれが出ていたので、取り替えなければと話し合っていたものなので、二人で、早く取り替えればよかったなと言ってみたが、もう後の祭りであった。
このとき14時過ぎで、3時間で行き着けるか心配したが、風は順調に追手であり、スピネーカーの状態に不安が無かったのでそのまま艇を走らせた。途中からは、船外機も使って走らせた。横浜ベイサイドマリーナには海から行ったことがないので、NewPECというGPSによる地図を見て調べたが、これで配置がよく分からなかったので、金沢区にある大きな風車を目指していくと、金沢八景の遊園地のピラミッド型の建物が見えてきた。
これの手前を入ればいけると判断して、艇を進めていたところ、赤星君がi-PhoneのGPSで、地図を調べると風車の手前を西に向かって入ったところにハーバーがあることを見つけた。すでに風車を過ぎていたので、行き過ぎたことに気が付き、艇を北向きに戻すため、スピネーカーを取り込むことにした。かなり風が強かったので、艇を上らせながら、ガイとシートを緩めたところ、一気に出てしまって、スピネーカーが空中に踊りだしてしまった。再び艇を風下に向け、少しずつガイとシートを手繰りながら、ハリヤードを緩め、時間をかけながらスピンを取り込んだ。この後は、船外機でハーバーに向かったが、3kt強しか速度が出ない。しかし、残り時間が30分ほどあったのであせらず進むことにした。
ハーバーに再度電話をし、港内の進入路を聞いて、そろそろと進むと、指定の桟橋が見えてきた。すでに7杯くらいのゲスト艇が停泊していた。桟橋に艇を着け、赤星君は手続きに行き私は艇内を片付けた。そこへハーバーのメンテナンスの担当の人が二人来て、様子を聞いてくれた。状況を話すと、修理は可能だが、1週間くらいかかるので、艇をゲストバースから修理ヤードのバースのほうへ回すようにとのこと。一人が同乗してくれて、修理バースへ艇を回した。舫をとってやっと落ち着いた。もう日は暮れて暗くなりかけていた。メンテナンスの担当の人は、とても親切で、修理の計画と時間について丁寧に説明してくれた。修理期間は停泊料は必要ないとのことで、ほっとした。
この後、艇内で少し落ち着くために、ホシ君は缶チュウハイを、私は角瓶のポケット瓶を少し飲んだ。いろいろと反省をしながら話は進み、いつの間にやら19時になっていた。艇を後にして、我慢していたトイレでの用足しをし、体がすっかり冷え込んでいたので、近くのスターバックスでホットコーヒーを飲んだ。互いに自宅に電話をし、今夜は自宅に帰ることを連絡した。

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